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日曜日, 11月 29, 2009

中一の甥っ子

中一になる僕の甥っ子がマイケル・ジャクソンに目覚めた。
姉(甥っ子の母)が言うには、赤ちゃんの時からとにかく外国人が好きで、テレビで洋画が始まるとピタッと泣き止んでたそうだ。
3、4歳の頃からは洋画への造詣がますます深まり、アニメよりも洋画、例えばロード・オブ・ザ・リングとかハリー・ポッターとかを見まくり、タイトルはわからないが恐らくギャング映画か何かを見てインスパイアされて、外国人を見ると「バキュンのおっさん、バキュンのおっさん」とはしゃいだそうである。バキュンとはピストルの音です。

彼も思春期を迎え友達の影響もありいわゆるJ-POPを聴いていたそうだが、どこで見たのか聞いたのかマイケル・ジャクソンの「this is it」を見たいと突如姉に訴えたそうである。
話を聞いてみると彼の中で何となくマイケル・ジャクソンが気になってたらしく、この機会に思い切って姉にカミングアウトしたとのこと。
姉曰く、すごく嬉しかったと。自分の子供が大人になった瞬間を感じたと。
喜び勇んで夫婦と息子で「this is it」を観に行ったということです。

その話を聞いて僕もすごく嬉しい気分になりました。
早速自分のマイケルのCDを焼いて大阪にいる甥っ子に送ってあげました。

以下、姉から来たメールの引用。

「息子が『マイケル・ジャクソン生きてる時、俺なにしてたんやろ・・・一回でもええからコンサート行きたかったわ』やて」

いいぞ~!うちの甥っ子!!
これからどんどん興味あるものを体験しろよ!応援するぞ。聴きたいCDとか観たい映画とか、海外旅行のこととか、僕のできる範囲で一杯教えるぞ!

あ~早く実家帰って甥っ子とマイケル談義したいな~

金曜日, 11月 27, 2009

THIS IS IT

観て参りました!マイケル・ジャクソン「THIS IS IT」。

圧巻の一言。
久しぶりに映画観て感動して腰抜けて何となくウルッと来てMJの偉大さに脱帽致しました。

世間的には近年は、悲しいかなMJの奇行だけがクローズアップされた感がありましたが、映画でも何度もMJの口から発せられた”L・O・V・E”という言葉を聴いたとき、MJは心の底から人を愛してて音楽を愛しててファンを愛してて、しかもその愛の深さは到底常人には理解できないレベルの愛なのだということに気付きました。
だからMJを常人の価値観・尺度で測ろうとすること自体が愚行であり、しかしながら常人が大多数を占める世の中においては「MJの異質な部分」だけが表面に表れるのでしょう。

「異質」じゃないな。ただ純粋に「人と違う」ということかな。
「人と違う」ことが悪いというような感覚は小学校とかで養成されるのでしょうか?
自分にも少なからず思い当たる節はあるし、実際小学校のときなんかは楽器ができる人とか絵がうまい人なんかよりもスポーツができる人を崇め奉るような風潮は生徒レベルでも学校レベルでもあったし。
でもそうじゃないでしょう。
「人と違う」ことは素晴らしいことなんです。

と、やっぱり高校ぐらいになって気付いたなぁ・・・

いわゆるモンスターペアレントと呼ばれる人達が自分の子供が学芸会の主役じゃないと学校に詰め寄り、挙句の果てに桃太郎の桃を割ったら桃太郎が20人ぐらい出て来たなんてことがあるらしいですけど、そんな人にはMJの偉大さも愛も何もかも理解できないんでしょうね。
逮捕された後で整形に全部でいくらかかったとか、住み込み先に手鏡がたくさんあったとか、それを僕らに伝えて意味あるんですかねぇ。またそれを知って何か意味があるんですかねぇ。

ま、どうでもええか。

本題とはずれますが今週も二連休で二連休の二日目。
最近何か人生に焦ってる。
連休が嬉しいというか連休中に何かしないとといけないという義務感に駆り立てられる。
クソっー、連休は楽しいもんやなかったのか!!

半身浴でもして気持ちを入れ替えて落語でも観に行こう。
今日は志らく、花緑さんの下丸子らくご倶楽部に行って来ます。

水曜日, 11月 18, 2009

連休二日目 昼から落語のことを書こう

まずは落語報告。

・11/10(火) 志らくのピン 〜古典落語編〜 at 内幸町ホール
らく兵 居酒屋
志らく 後生鰻
志らく 崇徳院
志らく 井戸の茶碗

・11/13(金) 鈴本特選会 市馬落語集 at 鈴本演芸場
市也 真田小憎
市江 無精床
市馬 試し酒
寒空はだか 漫談
市馬 抜け雀

・11/14(土) 朝日カルチャーサンター開講30周年記念講座
立川志らくの落語論 at 朝日カルチャーセンター横浜
志らく 落語論(講義)
志らく 死神
志らく シネマ落語 天国から来たチャンピオン

・11/16(月) 立川志らくのシネマ落語 特別編 Vol.3 at 紀伊國屋ホール
らく次 湯屋番
志らく 抜け雀
志らく シネマ落語 タイタニック

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僕の中での「立川志らく強化キャンペーン」にふさわしい素晴らしいラインナップでした。当然、市馬さんも素晴らしい。

志らくのピンは今までなかなか行く機会に恵まれず、またチケットもなかなか取れなかったので通算二回目。
凄くホーム感のある会で、常連さんも多く、また若い(若いと言っても40代ぐらいの)仕事帰りのサラリーマンの姿もよく見かけられて。そんな中でも僕のうしろに座った70代ぐらいのおじいさん二人の会話が印象的で。多分落語好きのおじいさんだと思うんですが、
「志らくさんの落語はいいね〜」
「そうですね。談志さんの弟子の中では私は一番好きだなぁ。
 喋るのが少し早いでしょ。でもしっかり喋るんですよ。面白いですね、ハッハッハ。」
「そうですな〜、ハッハッハ。」 
ZAZEN BOYSのライブで演った「らくだ」に対する若者の反応も、この落語好きのおじいさんの反応も、テンションは違えど全く同じもので、それは立川志らくという落語家が登場人物に魂を吹き込んで、話の内容ではなくむしろ話の中の人間の人間性を語って、それに聴く客が心を揺さぶられる、感動するという凄く単純な魂と魂のやり取りなんだとつくずく感じさせられました。大げさすぎるかな??

14日の「立川志らくの落語論」は個人的に凄く素晴らしいイベントでした。
このブログを読んでらっしゃる方、もしくは僕と付き合ってる方々は何となく感じてるかと思いますが、僕は結構理屈とか理論とか、頭悪い癖に物事を難しく考えようとする傾向があって、何かを理由もなく考えることが好きみたいです。
だから「落語論」なんてタイトルを聴けば心が高揚して仕方がない。特に大好きな志らくさんの落語論を色々聴きたかったし、ここだけの話、勝手に「質問コーナー」があればと想像して10個近く質問を考えて行きました。結局「質問コーナー」はありませんでした。

志らくさんの色々な著書や落語で少なからず経歴とか生き様とかの予備知識はありましたが直接志らくさんの口から語られる「落語論」。

★いかに価値観を共有できるか
★バカと一緒に居るな
★稽古ばかりやる奴にろくな奴はいない

この三点は志らくの「落語論」であり、例えば僕が会社で、プライベートで、この先の人生で十分に活用できる理論でした。
特に志らくの「落語論」には家元談志のエッセンスが十分に詰まっており、志らくさんが語る度に家元への愛を感じずにはいられませんでした。
家元が言ったという「(師匠には)患うくらい気を遣え」「惚れた女に尽くすぐらい尽くせ」というのは一見乱暴だとか独裁のように聞こえるかもしれませんが、全くそうではなく「価値観を共有」するための訓練、訓練というとちょっと嫌々やってる印象がありますが「価値観を共有」しないと家元の落語も理解できないし家元を超えることもできないということで、じゃ、僕にはそう言う「価値観を共有」できる人がいるのか?ということに悩みながら帰りました。
う〜ん、難しい。
「バカと一緒に居るな」、「稽古ばかりやる奴にろくな奴はいない」も僕の心にグサッと刺さって、志らくさんに心の中をえぐられるような、そんな心持ちになりました。
僕の勝手な妄想で、このイベントで僕が一方的に志らくさんと「価値観を共有」できたことを嬉しく思ってます。

シネマ落語「天国から来たチャンピオン」と「タイタニック」は僕が色々書くよりも一昨日出た志らくさんの著書「シネマ落語」で是非堪能して頂きたいと思います。書くのが面倒ではなく、本の方が1500倍ぐらい面白いです。

以上、相変わらず乱筆ですがいつも楽しい落語をありがとうございます。

これから大宮で柳家三三独演会です。

火曜日, 11月 10, 2009

巻き爪

人生で初めての巻き爪を発症した。
池袋のとある皮膚科に行った。インターネットで探して。
おばさんの女医とアラフォーの看護婦さんの連係プレイの手際の良さに感服した。
32歳の僕にアラフォーの看護婦さんは大学生に話すかのような口調で
「あらら、巻き爪。痛いよね〜。爪はまっすぐ切らなきゃ」
とアドバイスをくれた。
多分本気で大学生と思ってるはずだ。
何かいろんな意味でまだまだやっていける気がした。

全然関係ないが今日は「志らくのピン」に行って来た。
これは凄く好きな落語会なので改めて書こう。

日曜日, 11月 08, 2009

終わりなき闘い

このブログの中に書き込んだある一つのトピックに毎日のように出○い系とかエ○系とかの変な書き込みがあり、それを毎日削除するという作業をしています。
結局いたちごっこで、消しては書かれ消しては書かれを繰り替えしてはいるものの一向に書き込みが無くなりません。だから意地になって毎日消してます。

書き込みの内容を自動で検索して、その中に出てきたキーワードを拾って広告を打つ色んなサービスの弊害です。アフィリエイトとかアドワーズとか。
本屋に行くと「アフィリエイトで副業!月間30万!!」といったような類の本が並んでおり、事実それで儲けてる人達がいる反面、こうして終わりなき闘いに巻き込まれてる人もいて。
別に卑屈になってる訳でなく、物事には裏と表があるんだな~とこんな些細なことからも感じております。
こうしてブログで自分が考えてるどうでもいい話を書けるのもサービスのおかげですし。

言ってる割に僕もアフィリエイトをやっていて、このブログの上の方に楽天とかアマゾンとかその他の広告が出てると思います。そこをクリックしたりそこから入って買い物したりすると僕にお金が入る仕組みになってます。ご存知でしたか?
セコいと思ったでしょ。
だから正直に言います。約3年半ほどこのブログやってるんですが、今までの収益はなんと・・・・






1ドルちょっとです。

しかも、日本円にして5,000円を越えないと振り込まれません。
ということでこのペースで行くと約140年後ぐらいに5,000円になります。
これもまた終わりなき闘い。

金曜日, 11月 06, 2009

議題

議題というかブログに書きたい、書かねばと勝手に思ってるテーマ。

1.『プレイバック PART2』に見る山口百恵の了見
2.『能登半島』の石川さゆりに痺れる
3.落語界のキング・オブ・ポップ 立川志の輔
4.立川談春の落語を聴き終わったあとの心地良い疲労感
5.『人間の業の肯定』と怠ける自分に折り合いは付くのか
6.健康診断を終えて
7.『ビジョナリーカンパニー』を読み終えて、『時計を作る人』と『時を告げる人』について
8.表現力を養うためには何をすればいいのか
9.iphoneを持った意味はあるのか
など

多分全部書くのに2年ぐらいかかります。
今後とも諦めずにご訪問お願い致します。

●落語報告
11/5(木) 高座25周年記念 立川談春独演会 at サンパール荒川

立川談春 よかちょろ
立川談春 紺屋高尾

火曜日, 11月 03, 2009

徒然なるままに落語報告

・10/17(土) 高座25周年記念 立川談春 独演会 at 戸田市文化会館
立川談春 子ほめ
翁家勝丸 太神楽
立川談春 牡丹灯籠 お札はがし
立川談春 明烏

・10/18(日) 立川志らく独演会 夜の部 at 三鷹市芸術文化センター
立川志らべ 牛ほめ
立川志らく 洒落小町
立川志らく お藤松五郎

・10/19(月) 立川談志の会 at 練馬文化センター
※家元年内活動休止のためプログラム変更
柳亭市楽 桑名船
立川談春 牡丹灯籠 お札はがし
笑福亭鶴瓶 オールウェイズ お母ちゃんの笑顔
柳亭市馬 らくだ

・10/23(金) 下丸子らくご倶楽部 at 大田区民プラザ
若手バトル
台所鬼〆 狸の鯉
立川志ら乃 持参金
立川志らく・柳家花緑 トーク
柳家花緑 野晒し
モロ師岡 サラリーマン落語・井戸一家のチャカ
立川志らく 死神

・10/26(月) 噺家生活30周年記念 桂文我独演会 at 紀伊國屋サザンシアター
桂まん我 狸賽
立川志らく 鉄拐
桂文我 箒屋娘
柳亭市馬 掛け取り
桂文我 狸賽
桂文我 田舎芝居

・10/30(金) 志の輔らくご in ACT at 赤坂ACTシアター
立川志の輔 はんどたおる
立川志の輔 ねずみ
立川志の輔 政談 月の鏡

とりあえず演目一覧。
感想はまた改めて。あくまで自分の記録のために書きました。

それにしても「質の高いもの」を見てる気がする。
落語家の皆様方、いつも本当にありがとうございます。

日曜日, 11月 01, 2009

またまた徒然なるままに

落語を聴きたい
落語を観に行きたい
あの本を読みたい
あの映画を観たい
ブログを更新したい
どこどこでやってるあの展覧会に行きたい
・・・
当然、仕事もしないといけない

そんなことを考えてるうちに一日が過ぎて、
いろんなことを後回し後回しにしていても何となく人生は過ぎて行き、
かと言って不幸せに感じることもなくのんびり生きている次第で。

志の輔さんの落語のまくらで聴いたことだが、
世の中が便利に、どんどん速くなっていくのに何で時間がないのだろう。
洗濯も勝手にしてくれて、ごはんも勝手に炊けて。

確かビートルズも”eight days a week”(一週間が八日あれば)と唄ってた。
そう考えてみるとどこかで何かを怠けたりサボったりしてるんだろう。

よく考えたら寝てた。しかもきっちり6時間ぐらい。
しかも僕、よく寝るんです。休みの日は必ず2時間ぐらい昼寝するんです。

よし!寝る時間減らそう!
いや、でも寝てる間に脳の中の色んなものが整理されるらしいし。

う~ん、どうしよう。
例えばブログを書くことが義務、締め切りがあって誰かに提出しないといけないとなると真面目に書けるのか?逆にストレスになるのか?
割りと尻に火がつくと仕事でも何でも時間を忘れて何時間でも没頭できる集中力もあるんです。
誰か試しに僕にブログを書かせてみませんか?当然無償です。
ま、そんな道楽者もいないでしょう。何せ内容がお粗末ですから。
粗ブログですから。(落語「道灌」に出てくる粗茶、粗茶菓子、粗座布団、粗はげ頭・・・から拝借)

う~ん、よくわからなくなってきた。
面白くも何ともない。
でもこんな感じで過ぎていく人生も悪くない。
いや、こんなセリフ、85歳ぐらいになって言うぐらいが丁度いいんだろう。
孫正義も井深大も、スティーブ・ジョブズも立川談志も立川志らくも、
僕と同じ32歳のときはもっともっと突っ走ってたはずだ!

よ~し、負けてらんねえ。
こちとら江戸っ子でえ、威勢がいいや。尻っぱしょりして、トントントントン・・・・

って僕、大阪の人でした。