imagine

日曜日, 7月 29, 2007

グルメとは・・・


某友人との会話の中でふと、


「そう言えば、虎師匠さんってグルメとか無縁ですよね。
うまいもん食ったとかうまいもん食いたいとかすらも聞いたことがない。
ふた言目にはお笑いか仮面ライダーかエヴァンゲリオンか、そんなもんですよね。
近々おもてなししたいと思うこともあるんですけど、逆に何をおもてなししていいかわからないっすわ。
松屋とかでいいですか?もしくはエヴァのフィギアとか?」
と言われた。

結構傷ついた。

別に僕は自分のことをグルメと言うつもりはないし、山岡史郎にも海原雄山にも自分を照らし合わせたことなど一度もない。はたまた、ミスター味っ子みたいにカツ丼一杯で数十ページ表現したり、その美味しさに感動して滝のような涙を流すこともないが、そこそこうまいもんは食ったことがあると思っている。別にめちゃくちゃ高い、麻布十番あたりのイタリアンレストランで、3万も4万もするディナーを食ったことはないが、安くても「うまいもんはうまい」と思えるものをいくつかは紹介できるので今日は紹介しようと思う。別にこの一日のアクセス数が10件ほどの貧相なブログで、「虎師匠が選ぶ『東京虎ミシュラン』」を発表しても社会に何の影響力もないが、もしこの劣悪なブログに足を運んでくれてる残念なネットユーザーの方の中で少しでも気になるお店があれば是非足を運んでみて欲しい。

と言いつつ、『東京虎ミシュラン』と大風呂敷を広げたものの、都内の限られたスポットにか出没しない僕にとって、自信を持って紹介出来るのは主に池袋近辺だったりするので今日は池袋近辺に絞ることにする。また、彦麿呂的な気の利いたコメントもできないので最低限の情報だけを記し、あとは皆さんの舌にお任せしようと思う。


・虎師匠が選ぶ池袋『虎ミシュラン』

①餃子「かいらく」:東口「服部珈琲店」脇の路地を入って左側。全長10CMを越えるジャンボ餃子がとにかくうまい!


②もつ鍋「もつ鍋帝王」:東口。本場博多のモツ鍋屋。しめのラーメンに思わず昇天。


③カレーうどん「古奈屋」:東武百貨店11F。本店は巣鴨。牛乳で溶いたまろやかなカレーうどん。


④ホルモン焼き「闇市倶楽部」:サンシャインすぐ。ホルモンの種類の多さと塩だれがいいです。


⑤ラーメン「節骨たいぞう」:西口。キングオブ魚介系。



とつらつら書きましたが、このラインナップじゃ口が裂けてもグルメとは言えませんわ・・・某友人の方、すいません。

月曜日, 7月 23, 2007

ワルツを踊れ Tanz Walzer

2007年7月2日は僕の中でちょっとした事件があった。
このブログでも度々くるりのことについて書かせて頂いてるが、くるりは僕の青春の隣にいつもいた。
僕は本当にくるりが好きだ。
そんなくるりを2006年は一度も目の前で見られなかった。
だからこそ、7月2日のZEPP TOKYOで行われたライヴにはいつも以上のテンションで満を持して臨んだのだった。

しかし、今年の早々にギターの大村達身がバンドを去り、大村氏を贔屓にしてただけあって新しいくるりに一抹の不安を抱いていたのは否めなかった。

ライヴがとうとう幕を開けた。目の前には岸田、佐藤のほかにサポートメンバーが二人とコーラス隊が三人、合計七人の大所帯だった。その瞬間、僕の中で「くるり」が音を立てて崩れて行った気がした。大村の脱退を「恋人同士の別れ」に例えた岸田が、そのいなくなった「恋人」のぽっかり空いた穴を頭数を揃えて必死で埋め合わせしてるように見えてならなかった。
僕は全然身が入らず完全に意気消沈してしまった。

僕が病んでいるのか、僕が大人になったのか、僕の音楽熱が冷めてしまったのか・・・
はたまた、くるりがやっぱり変わってしまったのか

正直悩んだ。と言いつつ、音楽に人生を左右されるつもりはさらさらないのでちっぽけなもんではあるが、今まで自分が信じてきたものに「?」を感じてしまった時ほど狼狽することはない。

ようやく平静を取り戻し再び検証してみる。

僕が病んでいるのか、僕が大人になったのか、僕の音楽熱が冷めてしまったのか・・・
はたまた、くるりがやっぱり変わってしまったのか


答えが見つかった。

くるりはやっぱり素晴らしかった。くるりは素晴らしく変わっていた。ただそれに僕がついていってなかっただけだった。と言うか、僕が無駄な先入観-「僕の好きなくるりはこうあるべきだ」-を勝手に振りかざし自分の尺度にくるりを合わせようとして、それに合わなかったことをショックに思い一人でうろたえてただけだった。

くるりは日々進化し常に変化を続けている。
時に過去を完全否定することもあるだろう。でもそれが今オンタイムに求められてることならば仕方ない。
くるりは常に新たな実験を行い自分たちの求めることに向かって新たな一歩を踏み出そうとしている。
「ブレーメン BREMEN」行進曲を高らかと鳴らしながら。

以上、久しぶりに熱いくるりへのラヴレターです。