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日曜日, 5月 27, 2007

王位継承


『ハンカチ王子』の登場から約一年後に登場したゴルフ界のニューウェーブ・『ハニカミ王子』ですが、あれは別に『ハニカミ』ではなくてもよかったのではないかと思います。

「さわやかゴルフ少年」と言うとその昔ボーリング界で一世を風靡した「さわやか律子さん」っぽくてダサいので、「現役高校一年生ゴルファー」で十分ではないかと思う次第であります。

しかも、「はにかむ」というよりもかなり嬉しそうに笑ってたと思います。うれし泣きもしてたし。

となると、「スマイル王子」でも「ティアドロップ王子」でも十分よかった気もしますがそれでは語呂が悪い。

一文字目が「ハ」で総文字数・4文字の「王子」

がよかった。

僕らは完全に『ハンカチ』に摺り込まれてしまっています。

それはさて置き次の議題は新しいニューヒーローの登場で、条件は「一文字目が「ハ」で総文字数・4文字」のアイテムを持つ若くて男前の少年。

例えば、
2007年夏の甲子園、決勝。スコアは1-0。ツーアウト満塁、カウント2-3。一打サヨナラの場面。

ピッチャーは額を瀧のように流れる汗を拭い大きく深呼吸する。

「あと1球・・・これで決める・・・見ててくれ、達也」

地区大会決勝戦当日に交通事故でこの世を去った達也の写真をこっそり隠しておいた腹部にそっと手をやる。

チラッ

彼のお腹には真紅のハラマキが。

「おぉぉ!ハラマキ王子!!!!」

とか、家業の養蜂場でせっせと働く少年、「ハニカミ」ならぬ「ハニカム王子」。

はたまた、エコが声高に叫ばれる最近、どんな高級レストランにもMY箸持参で現れる「ハシバコ王子」。

などなど。

モラルが崩壊した昨今で支持をえるなら健気さと真面目さもポスト王子の必須条件です。

さあ、次のプリンスの称号は誰の手に。

水曜日, 5月 16, 2007

闇金ウシジマくん


最近えらくはまってる漫画です。

きっかけは当ブログの姉妹サイト・トンチメンタルジャーニーの管理人さん(http://ameblo.jp/tonchimental)からの紹介です。


内容は10日で5割、いわゆる『トゴ』(10・5)の超暴利金融会社・カウカウファイナンスを経営する丑嶋社長の話なんですが、これ読むともうパチンコも風俗もキャッシングもほぼ出来なくなります。

とにかく恐い。


世の中には裏社会というものが存在してて、そこには恐ろしいルールが存在し、表社会で生活している人達を常に脅かしています。脅かしているというよりも裏社会という恐ろしい怪物が常によだれをダラダラ垂れ流しながら口を開けてて、表社会で生活している欲深き人がその口の中に知らず知らずのうちに吸い込まれて飲み込まれる感じです。加えて、決して単純に欲深いとだけ言えない人、例えば僕みたいにオークション詐欺に遭う人(ある意味物欲にまみれてたんですが・・・)をやみくもに飲み込むとことん恐ろしい怪物も存在してるわけで、その幾重にも重なり合った欲望と怪物と社会がゴチャゴチャに入り組んでて読めば読むほど恐怖心でいっぱいになります。


決められたルールの中で、自分の身の丈を知りながら真面目に生きることがどれだけ大事か思い知らされる漫画です。

最近話題の石景山遊園地みたいなデリカシーのないことはやめて、郷に入れば郷に従うという精神を常に持とうと痛感させられます。


興味のある方は一度読んで見て下さい。


それにしても石景山遊園地はひどい。ディズニーから注意受けた後に園内にある白雪姫とかの蝋人形的なものをハンマーでガンガン壊してる姿なんかがデリカシーの無さの極みでした。