心の中で「待ってました!」
(また落語の話か・・・)
落語を勉強し始めて、タイトルと話の内容が頭の中でリンクできるようになることが楽しくて仕方がない。
例えば「三軒長屋」と聞いて、
「あ!伊勢屋、妾、鳶の頭、へっぽこ剣術士の話!!」
と言った感じで登場人物が頭の中に出てくると凄くうれしい。楽しい。
4/22 立川談春独演会 大宮ソニックシティ
一席目は「三人旅 おしっくら」。
この噺で与太郎の出番は少ないが、立川談春さん演じる与太郎の「でへへ」と笑う顔が何とも好きだ。
二席目は「品川心中・上」。
初心者の僕にとって「品川心中」はビッグタイトル。
まくらが進むに連れて「もしや品川心中・・・?」
「来た!待ってました!品川心中!!」と心の中でガッツポーズを取ってしまいました。
今回の談春さんの「品川心中」は、金蔵がお染にだまされて悔しくて悔しくてぼろぼろになりながら真夜中に長屋に戻って来る。その時長屋の仲間たちは博打に興じており「役人が来た!」と部屋の明かりを消し、真っ暗な部屋の中であたふたする。その描写がすごく詳しく色々なパターンで描写されてました。
あまりに慌てて漬物樽にはまって、そこで股間を強打し慌て過ぎて「ち○こが取れた」と言った男が茄子の古漬けを持ってたというのが面白かったです。
「はっはっはっは」の高笑い、「お前ねぇ」、「何ぃ??」の時の談春さんも何とも好きです。