トレイン寄席
ここ最近の楽しみといえば通勤電車で聞く『落語』です。
今までも会社の行き帰りには英語の勉強のために英字新聞を読んだり、音楽を聴いたりと色んな楽しみはありましたが、最近はもっぱら『落語』です。
もちろん、英字新聞や音楽は今も続けておりますが。
私自身、生まれも育ちも大阪だけに、東京の噺家さんの落語よりもいわゆる上方の落語の方がどこかしっくり来ます。
私はまだまだ聞き始めたばっかりなのでベタなとこから、桂米朝、桂枝雀、桂南光あたりから聞き漁っております。
中でもお気に入りは桂枝雀の「高津の富」で、クライマックスはまさに”圧巻”です。(ちなみに「人志松本すべらない話」の7弾か8弾で千原Jr.がちょろっと話題にしてた噺です。)
クライマックスの
「当たったぁぁぁ!当たったぁぁぁ!当たったぁぁぁ~!」
まさに”圧巻”です。
噺自体の面白さも興味があるのですが、私はその芸の細かさやうまさ、熟練の度合いに非常に興味があります。
「この人、相当稽古してはんねやろなぁ~」
素人には絶対真似できない語り口で一人何役もこなし、聞く人の想像力を無限大に膨らませるぐらいのパワーが落語にはあります。
多分それは一朝一夕で習得できるもんでもなく、地道な努力の積み重ねがなせる技だと思います。
電車だけに、芸の道は特急ではなく各駅停車やなと。
(ドンドン、コンチキチキチンチン・・・・・)