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日曜日, 9月 07, 2008

赤塚考


「赤塚の作品には『狂気』があった」とは立川談志さんが8/4に本人のHPで亡き赤塚不二夫さんに向けて残したメッセージである。

赤塚さんの作品には『狂気』があった。

「(番組を)見ないやつは死刑なのだ」

とバカボンのパパが言うのと、鳩山邦夫が言うのとでは言われた方の捉え方に雲泥の差がある。
バカボンのパパにはある種の爽やかさがある。
赤塚不二夫が泥酔状態でテレビに出、パパと同じはちまきにステテコ(ももひき)、腹巻姿で登場すれば、見る方は何故か嫌な気がしない。それは爽快に、痛快にアホというか間抜けだからだ。
森田一義が弔辞で「時には兄のようで時には弟のようで・・・」と言ったように、弟というか子供のような無邪気さがあるのである。

「バカボン見たらアホになるよ!」と当時の先生や親達は言ってたけど、みんなが賢かったら世の中絶対窮屈であるし、悲しいかな自分よりアホな人がいるからこそ自分の存在が明確になるという部分も少なからずあると思う。オリンピックでメダルの数を比較するのも同じこと。
赤塚さんは自分がアホに徹することによって十把一絡げの大衆と自分を差別化してたのでしょう。上に書いた先生や親達と真逆の発想です。

パパはそんな人達を遠くの方から見ながらこう言ったでしょう。

「賛成の反対なのだ」




ちなみに、コム・デ・ギャルソンが「おそ松くん」モチーフの作品を発表しました。

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